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ライアー-嘘の箱庭- 感想

ライアー -嘘の箱庭- 

いしかわえみ

 

桜の木の下で出会った同じ学校の神木くんにいつしか惹かれ、付き合うことになった沙良。しかし、幸せな日々もつかの間、彼が突然失踪してしまう。

___それから一年。

戻らぬ神木くんを信じて待ち続ける沙良の前に、彼にそっくりの人物が現れて...。謎がナゾを呼ぶミステリアス巨編!

 

 

いしかわえみ先生の初読み切り集。

いしかわえみ先生の描く女の子は可愛いし、男の子はかっこいい。『絶叫学級』をはじめとしてホラーチックな作品が多いですが、怖い物見たさでついページを開いてしまう…。大好きです!

絶叫学級』はタイトル通り、ゾッとするオムニバス形式の作品ですが(でも面白いです)、『ライアー』は切ないお話です。

 

 

※以下プチネタバレ(核心には触れない)

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そんなに泣いてんだったら連れていってやろうか 楽しい所」

 

 

何度も読み返した今では神木くんと沙良ちゃんの言葉と笑顔が心に沁みます。

 

強引な男の子と少し大人しめな女の子という正反対のカップルだけれど、お互いに強く惹かれあっているところがも~う~キュンキュンしました。

お似合いカップル。癒される。

コロコロ表情が変わる沙良ちゃん、かわいい。

 

沙良ちゃんと神木くん2人が過ごす時間が尊くて、儚げで素敵です。

描き下ろしも最高でした!バカップルなノリ…いしかわえみ先生、もっとください!


沙良ちゃんと神木くん、永遠にお幸せに!

 

満開の桜が散っていく今の季節に、ぜひご一読を。

 

Dance with Devils(ダンデビ) メィジ感想

南那城メィジ(CV:木村昴)

「めんどくせぇ、いいからさっさとオレ様のモノになれ」

 

 

本当にかっこいいです。元々『ダンデビ』で一番好きなキャラクターだったので、偏見や不安を特に抱えることもなく最後まで楽しくプレイ出来ました。

彼は主人公と真摯に向き合ってくれるため、こちらもそんな彼に応えていけばいいエンドへと向かうと思います。

 

所謂”オレ様”なので、授業中に主人公を連れ去ったりと強引で力任せな行動も多いですが、主人公が嫌がるようなことは決してしません。やめてと言ったら、すぐに止め、主人公を困らせていたと知れば「悪かったな」と謝ってくれますし、落ち込んでいる時には泣き止むまで傍にいてくれる......

主人公の意思を聞き入れ、その上で強く引っ張っていってくれる理想の”俺様”です。

 

俺様・ドS......と聞くと、”相手や周りの意見や気持ちも聞かず、ひどい言葉とともに強引に迫って自分の思うままに、さんざんに振り回す”という悪いイメージが浮かびがちだとは思いますが、本当の魅力的な”俺様”とは優しさや真っ直ぐさ、そして本当の強さから生まれるものなのではないかと私は思います。

 

俺様男子はちょっと......と思っている方こそぜひ!南那城メィジくんをプレイしていただきたいです。強引キャラが好きな方は安心してメィジくんを選んでください!

 

 

※以下、内容に触れた感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初から最後まで幸せいっぱいでした!!言葉は一見乱暴ですが、何かとトラブルに巻き込まれる主人公を、思惑なしで助けてくれます。

一番好きなキャラクターだという贔屓目もありますが、ストーリー展開や構成すべてにおいて断トツで良かったと思います。

メィジというキャラ同様、メィジルートは最後まで真っ直ぐで、メィジさんの強引な行動や言葉、主人公とのやりとりにずっとドキドキニヤニヤしっぱなしでした!

早くも、このゲームを購入して良かったな...という満足感に包まれました。

 

メィジルートの主人公は特に、しっかりしてます。大柄で強引な男性が迫ってきたら、恐怖を覚えるだろうし、「オレ様のモノになれよ」なんて言われたら優しくされても、なんなの!?好きになんてならない!と抵抗してひたすら逃げたくなってもおかしくないのに、主人公は「(見た目は少し怖いけど、本当は優しい人なのかもな......)」と共通ルートの時点で思うんです。主人公もいい子だなあと感動。

 

”自分を助けてくれた”という事実だけで、メィジを信じる理由になる。兄をはじめとして周りに”メィジはアクマだ””おまえは騙されているんだ”と言われても、流されない。助けてくれた、そばにいてくれた。メィジほどの力があれば、力ずくで自分をどうこう出来るのに、それをしない優しいアクマなんだ。それに主人公は早い段階で気づいていたので、すれ違うこともありませんでした。素敵なカップルです。

 

どのシーンも台詞も好きなのですが、特にグッときたのは、自分の父親がメィジの仇だと知り、どうしても言えなかった主人公が覚悟を決めてメィジに向き合うシーンです。

その時のメィジの台詞がとてもかっこよかった。ぜひゲームをプレイして聞いて欲しいです。泣きました。南那城メィジというアクマに、惚れっぱなしです!大好き!

 

 

最後に、好きなエンドは

 

 

アクマ1→アクマ2→ヒト1→ヒト2 です。

 

これは本当に個人的好みです。一般的に”幸せ”なのは基本的にエンド1が多いのですが(キャラクターによる)、アクマルートのメィジと主人公、お互いしか見えてない感がすごく好きなんです。アクマ1のラブラブイチャイチャっぷりはもう......!何度見ても最高です!!一生お幸せにね!!結婚式は呼んでね!とブーケ投げ込みたいです。

アクマ2はとっても悲しくて重いですが、”ずっと一緒にいたい”ととった行動と言葉がこの2人らしくて好きです。なので簡単にBADエンドだとは言い表せない。ヒト2もそうなのですが、メィジと主人公は”2人一緒にいることが幸せ”なんだなと改めて思いました。でもヒト2はただただつらいのであまり見返したくないです...。ヒト1は本当に平和です。メィジくん可愛いです。

 

 

 

Dance with Devils (ダンデビ)ゲーム感想

ヒトか、アクマか?

 

Rejetさんより発売されたPSVITAソフト『Dance with Devils(ダンデビ)』。

アニメ、キャラクターソング、そしてミュージカルまで追いかけた作品でした。

アニメの切ないラスト、なにより一幕(一話)の『我ら四皇學園生徒会』の”オレ様のモノになれよ 飛ぼう抱きしめて”という歌詞とビジュアルと声に心を奪われ、ずっと好きだったキャラクター、南那城メィジくんを幸せにしなければ!という使命感に燃え、迷いもなくPSVITA本体とソフトを購入しました。

 

結論からいうと、めちゃくちゃ面白かったです!!!!!!!

もう!!!!最高でした!!!!!!メィジさんちょーーーーーうかっこよかったです!!!!!大好き!!!!幸せになって!!!!!!幸せにします!!!!はい幸せにしました!!!!!!!!結婚してください!!!!!!!

 どうしてアニメやノベライズ、イベントはメィジとのエンドではないのだろう??と疑問に思ってしまうほど素晴らしい恋物語でした。今秋に公開する劇場版ではメィジとのハッピーエンドを期待せざるを得ません。

 

何卒、劇場版はメィジエンドを!!!!ダンデビはファンの声に応えてくれるので、望みは声を大にして言います。ゲームCD以外で、メィジとリツカの恋物語が公式で見たいです!!!!(大声)

 

アニメをはじめとして公式が最大に推しているレムとリツカのカップルは好きでしたが、多少贔屓目も含めリツカはメィジと結ばれるのが一番いいのではないかと思うようになりました。

ではメィジへの愛はこのくらいにしてダンデビゲーム全体の感想へ戻ります。

 

※核心に触れるところは避けますが、以下ネタバレを含むので注意

 

 

 

 

 

 

 

 最高です。シナリオ、ストーリー展開、キャラクターの掘り下げ、美麗なグラフィック、オマケ要素、音楽、アクマとヒトの分岐ルート......もう全てにワクワクしてとっても面白かったです。乙女ゲーム初心者なので他の恋愛ゲームと比べることは出来ないのですが、私は大満足でした。コンプリートしても何度も何度もプレイしています。全台詞書き起こしてひとつひとつ解説していきたいくらいです。

 

 『ダンデビ』はキャラクターと恋をして想いが通じ合って良かったね...で終わるゲームではなく、キャッチコピーにある”ヒトか、アクマか__”によって物語は大きく変わっていきます。結末も一概に”ハッピーエンド””バッドエンド”とは言えないものとなっています。キャラクターによって本当に、それぞれです。

 

そして、自己投影もしくは感情移入できるかが、恋愛ゲームを楽しむ鍵となる主人公(あなた)・立華リツカ(名前変更可能/ボイスなし)ですが、しっかりしていて優しく、強い子でした。そして何より可愛い。

自分の意思をしっかり持っていて、周りになんと言われようと、何が正しいのかしっかりと見定め、「信じたい」から信じる、まっすぐな子でした。

普通の女の子としてずっと生きてきたのに、変わっていく日常と自分の運命に向き合おうとしている。恋愛ゲームですが、この主人公の選ぶ物語を見届けて、幸せにしてあげたいとワクワクしながらプレイしました。

 主人公があなたのこと信じるから!とキャラクターと真摯に向き合ってくれるので、展開にあまりモヤモヤすることなく、気持ちよくプレイ出来ました。

 

 最後に攻略順ですが、私は メィジ→シキ→ウリエ→レム→リンド→ローエン(隠しキャラ)でした。

一応紹介はしてみましたが、メィジとシキのプレイ順は逆にすることをおすすめします。つまりシキ→メィジ。(※個人的意見です)

私はメィジの次に、シキが好きだったので(ビジュアルと声とちょっと変わっているキャラクター性から)特に何も考えずプレイを始めましたが、後悔しました。

 幸せ笑顔溢れる明るいメィジとは対照的に、シキはどこまでも堕ちていきました(鬱展開に)それは彼ならではの抱えているものがあるからなのですが、それはいずれシキのターンの時に語ります。

あまりの鬱さに、しばらくVITAを手に取ることすらも恐ろしかったです。自分でもびっくりです。

ここで少し助言を。メィジが好き!一番に踊りたい!という同志の方は、そのまま順序は変えず、シキをプレイするときには部屋を明るくして、精神が健康な時に休憩を挟んでプレイしてくださいね。もしくは気持ちが暗く落ち込んでいるときにその悲しみにひたるためにシキと堕ちていくのも一つの手です。むしろすっきりするかもしれない?(※責任は負えません)。

鬱展開大好き!ゾクゾクするよ♡という方はいらぬ心配ですかね、すみません。

 

危険人物シキについ熱が入ってしまいましたが、ウリエ・リンド・ローエンも個人的には一歩間違えるとすれ違っていく、綱渡り恋愛だと思います。なので幸せをつかんだ時の充実感はすごいです。幸せにしてあげてください。

レムは流石アニメのメインヒーロー!の貫禄でした。

いろいろと言いましたが、私はダンデビのキャラクターはみんな大好きです!!!

 

それでは長くなりましたが、『Dance with Devils』の感想、のんびりと語っていきます~!